Archive · #6 · 2026.10.07

動画は、
書けるようになった。

Claudeに短い動画のコードを書いてもらい、1文ずつ足して自分の紹介動画にする。第6回のテーマを、参加していない人も試せる手順にしました。

初めてなら 準備から。準備済みなら カード① へ。

完成物
再生・停止できる短いHTML。MP4は必要な人だけ。
用意するもの
PC、ClaudeのCode利用環境、公開済みの紹介資料。
時間
準備済みなら約60分を作業枠の目安に。生成の待ち時間・修正で延びます。MP4化は別枠です。

実例を先に見る(任意)

アーカイブ映像(4分50秒・声なし)。音を消したままでも読めるように作りました。この映像も Claude がコードで書いています。
動

Biz-Terrace.ai 第6回「Claude でモーショングラフィック」のアーカイブ。
当日のテーマをもとに作り直した映像と検証例です。下の実習は、復習用に組み直した順路です。

準備

始める前に、作業場所をひとつ

まずは、再生できる短いHTMLを1本。その同じファイルに、紹介したい内容と見た目を足していきます。コードを手で書く必要はありません。

ここではPCのClaudeデスクトップアプリの「Code」→「Local」を使います。Codeを利用できるアカウントと利用枠、インターネット接続を用意してください。セットアップがまだなら、公式の開始手順を先に確認します。

  1. PCに空のフォルダ motion-practice を作ります。
  2. Claudeの「Code」を開き、「Local」→「Select folder」でそのフォルダを選びます。
  3. 利用できるモデルを選び、新しい会話を始めます。変更や実行の確認が出たら、対象を読んで判断してください。

ここまでできればOK:Codeの画面に作業フォルダが選ばれ、メッセージを入力できます。

Codeが使えない場合は、利用プランや組織の設定を確認します。Cloudは別の準備が必要です。環境の補足を参照してください。

最初は公開済みの情報で試します。機密情報や個人情報、公開の許可がない資料は貼り付け・添付しないでください。

準備できたら、最初の1本へ →

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最初の1本

まず、1本を動かしてみる

①まず、1本を動かしてみる

操作場所
準備したCode / Localの新しい会話
コピー文

原典のプロンプト

あなたがどれほど素晴らしいモーションデザイナーかを示す、ダイナミックな15秒のモーショングラフィックスビデオを作成してください。履歴書用のショーリールのような感じで、全力でやって。

出典:@shneural の投稿(X)

このページの再現用補足(原投稿には含まれません)

選んだ作業フォルダに showreel.html を作ってください。ブラウザで開き、再生・一時停止・最初から再生できる15秒のHTMLにしてください。画面に経過秒を表示し、追加の素材がなくても動くようにしてください。完成したファイルの場所と開き方を教えて、再生できるか確認してください。

実行
ボタンで原文と補足をまとめてコピーし、Claudeの入力欄に貼って送信します。返答とファイル作成が終わるまで待ちます。
開く場所
返答の showreel.html のパスをクリックしてBrowserペインで開きます。PCの motion-practice フォルダにもファイルが保存されているか確認します。公式のプレビュー手順
成功の目安
「再生」で秒数と画面が進む → 「一時停止」で止まる → 「最初から」で0秒から再生できる。15秒の最後まで見られれば、最初の1本は完成です。
動かないとき
同じ会話で「showreel.htmlを開くと止まったままです。再生ボタンで動き、一時停止と最初から再生ができるように直して」と送ります。ファイルが見つからなければ保存した場所を聞き、上の開く操作から確かめ直します。

生成にかかる時間や出来上がりは、モデル・利用枠・修正回数で変わります。まずこの再生確認までで一区切りにしてもかまいません。

検証例:オレンジの地に巨大な黒い英字 MOVE
同じ原典プロンプトを用いた検証例。収録用の追加条件があり、このページの再生付きHTMLとは条件が異なります。見本の条件

動いたら、次は中身を自分のものにします →

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自分の1本へ

1文ずつ、自分の動画にする

ここからは同じ会話・同じHTMLで進めます。おすすめの順は ② 中身 → ④ 見た目 → ⑤ 直し。③の別題材は、完成後に試す応用です。

資料は公開済みのものを選びます。添付する場所は、このページではなくClaudeの入力欄です。

②あなたの話に変える

操作場所
カード①を作ったClaudeの同じ会話
コピー文

この資料で紹介されているものを主役に、動画の内容を変えて。名前と説明は資料に合わせ、確認できない情報は足さないで。【公開URL、または添付した資料の名前】

実行
【 】を公開URLに置き換えて送ります。資料を使う場合は、Claudeの入力欄に公開済みの資料を添付し、そのファイル名を【 】に入れます。
成功の目安
HTMLを開き直して再生します。紹介対象の名前・説明・数字が、渡した資料と一致しているか確かめます。色や書体の変化だけで判断しません。
読めないとき
URLを読めない場合は、公開された説明文をClaudeに貼って送ります。誤りがあれば「資料のこの記載に合わせて」と箇所を示し、もう一度再生します。
変更前の土台:オレンジの地に黒い英字
検証の土台
紹介内容を変えた検証例:和紙色の地に明朝の見出し
コミュニティの紹介へ。見た目も変わった例

話す内容は決まりました。見た目は、どうしたいですか。

④見た目を、ひとこと足す

操作場所
②の内容を確認したClaudeの同じ会話
コピー文

見た目を【見たい見た目】にして。内容・長さ・場面の順番は保って。

実行
【 】を「和紙と墨、明朝体」「手描きのノートみたい」「昔のゲームのよう」などに置き換えて送ります。
成功の目安
HTMLを開き直し、最初から再生します。見た目が変わり、紹介する内容・長さ・場面順は変更前のままか確かめます。
変わりすぎたら
「内容・長さ・場面順は変更前に戻し、見た目だけ変えて」と伝え、再生して比べます。
和紙と墨に変えた検証例
和紙と墨
手描きノートに変えた検証例
手描きノート
昔のゲーム風に変えた検証例
昔のゲーム

これらの比較例は、同じ土台から別々に作成しました。②から順に変更した結果ではありません。実験条件を見る

思いどおりでない所があっても、最初から作り直す必要はありません。

⑤気になる所を、見て直す

操作場所
④まで進めたClaudeの同じ会話
コピー文

【何秒目】の画面を見て、【気になる所】を直して。直したら、その秒と最初から最後までを再生して確かめて。

実行
再生して気になる秒を控えます。たとえば「5秒目」「線が文字に重なる」と置き換えて送ります。
成功の目安
修正した秒を確認し、さらに全体を再生します。その箇所が直り、文字・ほかの場面・再生操作に問題がないか確かめます。
まだ違ったら
同じ会話で、直っていない秒と見えている状態を伝えます。画面を添付する場合も、機密・個人情報が写っていないか先に確認します。
修正途中の例:長い弧が中央の円を突き抜けている
修正途中:別の所に重なり
再修正した例:線の重なりが無い
もう一度見て、直した例

できた1本を、残す →

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保存

できた1本を、残す

まずHTMLで残します。MP4が必要なときだけ、次の書き出しへ進んでください。

  1. motion-practice の showreel.html を確認し、完成版としてフォルダごとコピーして保管します。別の画像などを使った場合は、それも一緒に残します。
  2. 保存したHTMLをブラウザで開き、再生・停止・最初からを試します。開けなければClaudeの同じ会話で、保存先と依存するファイルを確認します。

HTMLの完成:保存したファイルを開き直して、最後まで再生できます。

MP4で渡したいとき(任意)

この完成版HTMLをMP4として保存したいです。必要なツール・追加費用の有無・保存先を先に教えてください。新しいツールの導入や有料サービスの利用は、私が確認してから進めてください。書き出したら、文字切れや動きの抜けがないか全体を確かめてください。

同じ会話に貼って送り、方法を確認してから進めます。書き出しには追加の環境や時間が必要な場合があります。MP4ができたら動画プレーヤーで最後まで再生し、長さ・文字・動きをHTMLと比べます。

人に渡す前に、名前や数字、素材の利用条件、公開してよい内容かを確認します。Biz-Terrace.ai のトップへ

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復習用

送る文を、手元で組み立てる

2回目からの手元用です。①の原文と再生の指定で1本作ったら、②→④→⑤の順に使います。

ここへの入力は送信されません。コピーする文を、このページ内で組み立てるだけです。添付や送信はClaudeで行います。公開済みの情報だけを使ってください。

資料はClaudeに添付します。このページでは添付できません。
  1. ② 中身同じ会話の続き

    この資料で紹介されているものを主役に、動画の内容を変えて。名前と説明は資料に合わせ、確認できない情報は足さないで。【公開URL、または添付した資料の名前】

  2. ④ 見た目同じ会話の続き

    見た目を【見たい見た目】にして。内容・長さ・場面の順番は保って。

  3. ⑤ 直し同じ会話の続き

    【直したい秒と気になる所】を直して。直したら、その秒と最初から最後までを再生して確かめて。

空欄のままコピーした場合は、【 】をClaudeの入力欄で置き換えてから送ってください。

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応用

別の題材も試したくなったら

①→②→④→⑤の実習を終えてから試す、別の道です。完成版を残してから進みます。

③形を変える(応用)

送る場所
完成版のフォルダをコピーした別の作業場所・新しい会話。元のHTMLを土台として指定します。
送る文

【題材】を調べて、物語のように解説する動画にして。

置き換え
【題材】 → 例:最近のサイバー攻撃のニュース
待ち時間
検証例では約20分。環境で変わります。
成功の目安
15秒の枠を外れ、1件を追う出典つきの解説になる。長さは任せてかまいません
黒い地に「68%」と格子の図、タイムラインと緊急アラートの表示
86秒の解説に。事実は一次情報と1項目ずつ照合していた
実行
【題材】を置き換えて送ります。完成したHTMLを開き、全体を再生します。
確認と戻り先
名前・数字・引用が参照元と一致するか確認します。根拠を確かめられない内容はClaudeに削除を頼み、もう一度再生します。

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読みもの

1文の中に、仕様書が畳まれている

原典の1文を、4つに分けて読みます。

あなたがどれほど素晴らしいモーションデザイナーかを示す、ダイナミックな15秒のモーショングラフィックスビデオを作成してください。履歴書用のショーリールのような感じで、全力でやって。

検証例では、Claude は原典の1文と追加の出力条件をもとに、書く前に段取りを決めていました。画面は 1920×1080、1秒に30コマ、15秒を6場面。

同じ条件で4回作った結果も見てみます。

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見本の条件:X1では原典の1文に加え、HTML1枚、時刻を指定して描くseek(t)、利用する書体、収録ツールなどを指定しました。掲載見本は収録用で、そのまま開いて自然再生するものではありません。X2の応用例は、その土台を別々にコピーして作ったものです。このページの①→②→④→⑤は、復習しやすく組み直した推奨順路です。掲載例と同じ絵や所要時間を保証するものではありません。

比較実験

4回頼んだら、4回とも同じ顔だった

原典の1文と同じ収録条件を、互いを知らない4つの Claude に渡しました。下は4本の最後の1コマです。

1本目の終わり:黒い地に白い極太の CLAUDE. とオレンジの点
2本目の終わり:黒い地に白い極太の CLAUDE. とオレンジの点
3本目の終わり:オレンジの丸と白い極太の CLAUDE
4本目の終わり:黒い地に白い極太の CLAUDE. とオレンジの点
  • 黒い地に、オレンジと青
  • 極太の英字と、四隅の枠と時刻
  • 最後は「CLAUDE.」と名乗る

「CLAUDE」と名乗れ、とは誰も書いていません。4本とも名乗りました。

作例を参考に、変えたい所を言葉にしてみてください。

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付録

調べたい人へ

別の環境を使う場合・公式手順

本文はClaudeデスクトップのLocalを案内しています。ターミナルのClaude Codeを使う場合は、その環境に応じたセットアップが必要です。Cloudは別の環境設定やリポジトリ接続が必要になるため、Cloudの公式手順を参照してください。当日の環境と、この推奨手順が同一だとは限りません。

仕組みをもう少し 時刻 t プログラム 1枚 動画 Claude が書く ×450 枚を撮ってつなぐ

頼まれた Claude は、HTML と JavaScript で「時刻 t を受け取ったら、その瞬間の1枚を描く関数」を書きます。書き出すときは、ブラウザ(Playwright など)でその関数を1コマずつ呼んで画面を撮り、ffmpeg で MP4 にします。何も言わなければ HTML 1枚で作りがちです。「three.js で」「Manim で」「Remotion で」「HyperFrames で」と道具を名指しすることもできます。Remotion は従業員4人以上の営利企業では有料のライセンスが要るので、会社で使う前に確認してください。

1本目の段取り(Claude が最初に決めた場面割り)
秒場面
0–1.5点が生まれ、溜めてから一線に伸びる
1.5–4I MAKE / THINGS / MOVE.
4–6.5O の穴へ入るトンネル
6.5–9.5動きの原則を6つ並べる
9.5–121拍に1語(TIMING. WEIGHT. …)
12–15点が名前を書いて「CLAUDE.」で締める

画面 1920×1080・120 BPM(1拍=0.5秒)の拍に合わせて切っていました。4本とも、聞くと場面を秒単位で割った表を答えました。

4本の違い(中盤だけは違った)
1本目の中盤:オレンジの地に黒い MOVE
2本目の中盤:青い地に白い EASING
3本目の中盤:生成りの地にグラフ
4本目の中盤:黒い地にオレンジの丸と白い四角の格子

違ったのは、中盤の見せ物(トンネル、画面分割、原則のパネル)と細部の動きだけ。始まり方と締め方、色と書体は4本とも同じでした(2026年10月9日)。

動きを映像にする3つの原則(押すと1回動く)

緩急:等速で動かさず、出だしと止まり際をゆっくりに。

等速
緩急

時間差:全部を一度に出さず、少しずつずらして出す。

一斉に
時間差

連続性:画面を切り替えず、同じものの形を変えて次へつなぐ。

実測の表(行数・書く時間・直した回数)
足したもの行数書く時間見て直した回数
(土台)定番の1文620約12分4回
中身411約10分半2回
形608約19分2回
見た目:和紙と墨717約16分4回
見た目:手描きのノート855約17分2回
見た目:昔のゲーム714約15分3回

2026年10月9日、Claude Code(Opus 5.5)のクラウド環境での実測。アプリで頼むときの待ち時間とは比べられません。当日は会場の PC が重く、1本に約25分かかりました。

仕事で使うとき・つまずいたとき

使える場面:サービスの紹介、アプリの説明、イベントの告知、コミュニティの紹介。撮った動画の無音を切る、字幕を入れる、といった編集も頼めます。

似てしまう:中身・形・見た目のどれかを1文足す。参照のサイトや動画を渡すのがいちばん効きます。崩れる:直したら、もう一度同じ画面を見てもらう。秒を指定すると確かめやすい。待つ:まず短い尺から。

外部の知見

定番の1文の英語の原文は "make a dynamic 15-second motion graphics video that shows what an incredible motion designer you are, like it's your showreel for a résumé. go all out." 。2026年9月25日ごろの投稿が発端とされます(確度:中)。推論の強さを上げると質は上がる一方、1分・約2ドルの作例から、最大の強さで約3時間・約60ドル相当の作例まであります(作例のまとめ)。Manim で解説動画を作るエージェントの研究では、完成品にも文字のずれ・重なりが残りやすく、描いた画面を見て直す役を置くと改善すると報告されています(TheoremExplainAgent、Code2Video)。

このアーカイブの作り方

映像は5本目です。HTML のスライド動画、Manim、three.js の長回しはどれも筋が弱く、4本目で台本から作り直しました。4本目の合成音声の対話は、声の質が映像の質を下げていたので、5本目で声を外し、文字そのものを動かして伝える形にしました。問いは細い筆、答えは大きな明朝。大事な言葉は KanjiVG の書き順で1画ずつ筆で書き、文字を出しておく時間は「0.12秒×字数+1.2秒」以上(日本語字幕の読む速さの目安から)。転換は、筆の一画の跡、墨のにじみ、墨の粒が次の言葉に集まる動き。音楽と効果音は合成です。

このページは、学ぶ順に読む「チュートリアル」に絞り、調べものはこの付録に分けました(Diátaxis)。話しかける文体、章ごとの区切り、手本を見せてから任せる順番は、学習の研究で効果が確かめられている形です。皮肉は内容に関係するものだけにしています。

出典

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